単刀直入に言えば、良心的なアリバイ会社はそれなりの費用がかかります。
アリバイ会社を利用する際に、一般的に信用できる相場としては、概ね家賃の50%ぐらいですが、高級物件なら家賃相当、つまり100%アリバイ会社に支払わなければならないこともあります。
もくじ
アリバイ会社とは、利用者が実際には勤務していなくても、勤務しているかのように見せかけてくれる会社です。
賃貸物件を借りるには、入居審査に通る必要がありますが、安定した家賃支払い能力があるかどうかが、かなり重要になります。
働き方の多様性が認められてきたと言うものの、会社員の約90%が入居審査に通るのに比べ、水商売だと約10%しか通らないのが現状です。
そのため、水商売に限らず、アルバイトや自由業で生計を立てている人が、アリバイ会社を利用するケースが年々増えています。
信頼できるアリバイ会社の相場
家賃の50%~100%を利用料金として請求してくる会社のほとんどは、実店舗があり、専門性の高いスタッフが常駐していて、会社として機能しています。
逆に、相場と比べ低料金の場合は、ペーパーカンパニーと呼ばれる架空の会社が多いようです。
安いからとの理由からアリバイ会社を選ぶと、入居審査で見抜かれてしまい、落とされるケースが多々あります。
そもそもアリバイ会社を利用する目的は、入居審査にスムーズに通るためです。
低料金のアリバイ会社をはしごして何度も入居審査に落ちると、不動産会社独自のブラックリストに載ってしまうことがあります。
本人の情報が残っている限り、ますます希望する賃貸物件を借りることができなくなってしまいます。
アリバイ会社を利用する際は、相場にそった料金体系を提示する会社を選ぶようにしましょう。
不動産管理会社や大家さんは入居審査のどこをチエックするのか?
一般的に、入居者と連帯保証人の住所、氏名、年齢、生年月日、連絡先電話番号、勤務先の名称、住所、電話番号、勤続年数、年収、同居人、家族構成、引っ越し理由、入居(契約)開始希望日などをチエックします。
アリバイ会社を利用する際は、利用者がどの部分がネックになっているのかを確認して、その部分をフォローしてくれる会社を選ぶことが大事です。
料金が安くても、入居審査に何度も落ちていては、アリバイ会社を利用する意味がありません。
入居審査に落ちる可能性が大きいアリバイ会社とは?
次のようなアリバイ会社の利用は、おすすめできません。利用する前に、ネットなどで確認しましょう。
➀利用料金が家賃の50%より安い
②公式ホームページがない
③公式ホームページがあっても更新されていない
④夜間のみ事業展開をしている
⑤謄本上に記載されている住所に実店舗がない
⑥社会保険に加入していない
アリバイ会社の料金は、地域や会社によって様々ですが、概ね基本料金が20,000万円前後で、書類作成1部につき5,000円ぐらいが必要となります。
書類提供サービスは、在籍確認、緊急連絡先代行、書類作成(給与明細等)、保証人紹介などです。
基本料金は、男女によって異なる場合が多く、男性19,000円(税込)前後~女性17,000円(税込)前後くらいです。
なお、会社によっては男女、同料金のところもあります。
また、オプションの書類作成は、1部につき5,000円~6,000円ぐらいですが、必要な書類を揃えるには、総額約20,000円~30,000円くらいになります。
その他にも、在籍確認の電話対応が5,000円~10,000円くらい、緊急連絡先の代行は、5,000円~10,000円くらいです。
また、高級物件対応の場合は15,000円~30,000円くらいです。
アリバイ会社によって利用料金が違うため、依頼する際に確認しておきましょう。
主な書類作成料金
アリバイ会社によって違いますが、以下が参考値です。
源泉徴収票11,000円(税込)
給与明細書5,500円(税込)
在籍証明書5,500円(税込)
住宅証明書5,500円(税込)
就労証明書5,500円(税込)
内定通知書5,500円(税込)
採用通知書5,500円(税込)
名刺(50枚)5,500円(税込)
電話対応11,000円(税込)
賃貸物件に関する知識が豊富なアリバイ会社を選ぼう!
預金審査によって入居審査が通る物件などのアドバイスもしてくれる、知識が豊富なアリバイ会社を探しましょう。
保証人を紹介してもらえるアリバイ会社を選ぼう!
保証人は利用者より収入がある人が理想的です。お金があっても無職の人や年金暮らしの人は、保証人として認められないので、保証人を紹介してくれるアリバイ会社を探しましょう。
利用者の事情に対応できるアリバイ会社を探そう!
不本意にも一度審査に落ちてしまったなら、同じアリバイ会社を利用しても、おそらく通ることはないでしょう。
老舗と言われるアリバイ会社の中には、例えば水商売の方の事情をよくわかっている不動産管理会社や大家さんと通じている会社もあります。
親身になって対処してくれるアリバイ会社を見分けよう!
人の直感はかなりの割合で当たるものです。
ネットや電話だけで安易にアリバイ会社を選ばずに、実際に事務所を訪れて、正直に今の状況を話してみましょう。
信頼できるアリバイ会社なら、各人の意向にそった適切なアドバイスをしてくれるはずです。
それには、利用者もアリバイ会社を利用する際の基本料金や、主な書類作成料金の相場を知っておく必要があります。
アリバイ会社に丸投げして、悪質な業者に引っかかり、何度も入居審査を落ち続けることがないように、利用者が事前に勉強しておくことは大事です。
お伝えしたこの記事を参考に、料金的にも正当価格で、親身になって対処してくれるアリバイ会社を選びましょう。
一般に入居審査に通りにくい人は、水商売の人や自営業の人、フリーランス、シングルマザーの人などです。
仮に家賃を払えるだけの収入があっても、現実には入居審査に落ちてしまうことが多いのが現状です。
理想の賃貸物件に、トラブルなく住みたいなら、信頼できるアリバイ会社を利用して、速やかに入居審査に通ることです。
また、利用者は何度も入居審査に落ちることがないように、良質なアリバイ会社の見分け方や料金体系の相場などについても、前もって勉強しておきましょう。