今回の記事では、アパートやマンションを借りるときに必要な書類をご紹介します。
どのような書類の提出が求められ、そのために今からどんな準備をしておけば良いのかを確認しましょう。
もくじ
賃貸の契約では、事前に不動産やと大家さんによって「入居審査」が行われます。
審査で重視されるのは、以下のポイントです。
・継続して家賃を支払える収入は本当にあるのか
・昼夜逆転のライフスタイルなど、入居後に近隣住民とのトラブルを起こす可能性はないか
・保証人はどのような人物なのか
・怪我や事故を起こしやすい職種ではないか
大家さんによっては、「孤独死が心配だから、高齢の単身者には貸したくない」、「すぐに別れて退去されそうだから、未婚のカップルには貸したくない」など独自の基準のある方もいらっしゃいます。
とはいっても、主に重視されるのは支払い能力と人柄です。
では、具体的に審査ではどのような書類が必要なのか、次に見ていきましょう。
審査では、パスポートや免許書といった身分証明書の提出に加えて、「入居申込書」への記載が求められます。
入居申込書に記載の求められる主な項目についてまとめてみました。
・入居者の住所、電話番号、性別、生年月日
・勤務先の名称、電話番号、住所、業種、従業員数、資本金
・入居者の年収、勤続年数
連帯保証人が必要な場合は下記書類も必要になります。
・連帯保証人の氏名、住所、電話番号、性別、生年月日
・連帯保証人の勤務先の名称、電話番号、住所、業種、従業員数、資本金
・連帯保証人の年収、勤続年数、借主との関係
一般的に入居審査は2~3日から1週間程度で完了します。
場合によっては、連帯保証人や緊急連絡先の方に確認の連絡が行くこともありますので、事前にその旨を伝えておきましょう。
また、審査時に以下の書類の提出を求められることがあります。
ですが、以下の書類は本契約の際に提出するもので、必ずしも入居審査時に必要なものとは限りません。
一般的な賃貸契約に用意しておく書類をまとめました。
これらの書類をあらかじめ用意しておくと、賃貸契約がスムーズに行えるでしょう。
・住民票:借りる本人の身元確認のために必要です。
基本的に3カ月以内を用意しましょう。マイナンバーなしの住民票で問題ありません。
一人暮らしであれば個人用の「抄本」を、家族で暮らす場合は同じ世帯にいる全員用の「謄本」をご用意ください。
同居人がいる場合には、それぞれで住民票の提出が求められます。
・契約書本人の印鑑証明書:契約時に印鑑が必要になります。
住民登録をしている自治体(区役所など)で事前に印鑑登録を済ませます。
登録した印鑑を使用して賃貸借契約書に捺印するので、契約の際に持参しましょう。
・収入証明書:安定した収入があることを証明する書類です。
会社員であれば会社に発行してもらう源泉徴収です。
・連帯保証人関連書類:本人に何かあった場合に責任を取る連帯保証人に関する書類です。
連帯保証人の住民票・印鑑証明書・収入証明・引受受諾書などが求められるケースが多いです。
連帯保証人には、同意書に直筆でサイン・捺印をしてもらいます。
・残高証明書
預貯金審査を受ける場合に必要になります。残高証明書は金融機関で発行可能です。
賃貸の契約では、家賃の支払い能力が重要視されるので、収入が保証できる書類の提出が求められます。
会社員であれば安定した収入の証明はさほど難しくありませんが、フリーランスや新卒でこれから働くといった場合、水商売の方など収入が安定しにくい・定かではない場合はどうすれば良いのでしょうか?
・学生
学生で未成年の場合にはご両親などの保護者が契約者になるケースが多いです。
学生証や合格通知書も併せて準備しておきましょう。
・新社会人・転職後すぐ
労働条件が明記された書類(会社発行の労働条件通知書)
内定通知書/雇入通知書
給与明細3ヶ月分
預金通帳3ヶ月分のコピー
直近の年の確定申告書の控えか納税証明証書(税務署が発行)を準備します。
賃貸物件の入居には、まずは「申し込み」、そこから審査通過後に「本契約」と言う流れになります。
申し込み時に必要な書類は身分証明証と申込書と少なめですが、契約時には住民票、印鑑証明書、連帯保証人に関する書類など、提出書類も多くなります。
準備する時間も必要になりますので、早めの準備を心掛けて、スムーズな賃貸契約をぜひ叶えてください。
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